2016年12月30日金曜日

日本人はなぜ豊かになれないのか?その1住宅投資

一生で一番高価な買い物が、一生かかってローンの返済をし、いざ、売ろうとしたらタダです、と言われる。なんというひどい現状でしょう。
なぜ、こういうことになってしまったのか!
アメリカは、資産額が投資額を上回っているが、日本は500兆円も下回る。
住宅生産性研究会(HICPM)の戸谷英世理事長が口をすっぱくして言っている通りである。
農業と同じで、日本の住宅政策が根本的に間違っている。
昨日のブログ「Why! なぜ日本人は住宅ローンに大金を払う?」と合わせて読んでください。


「中古住宅の流通促進・活用に関する研究会報告書・国土交通省:平成25年」より

<・・・3 .現行の建物評価が国民資産全体に与える影響 建物が経年で急激に減価することが我が国の国民資産に与える影響として如実 に現われているのが、これまで行われてきた住宅投資額の累積と住宅ストックの資産額の差異である。
すなわち、米国では、住宅投資額に見合う、あるいはそれ以上の資産額が蓄積し ているのに対し、日本では、投資額の累積を約 500 兆円下回る額のストックしか積 み上がっていない。

米国の投資額をストック額が上回る部分は市場における評価が既投資額を上回 っている可能性を示唆している。一方で、我が国では、投資額の累計とストック額 の差が年々開いており、市場価値の低さと固定資本減耗の速さ・滅失率の高さが影響していると考えられる。・・・>

この事実は、赤ちゃんから高齢者まで、日本国民全員が一人当たり約400万円の負の遺産を背負っていることになります。これでは豊になれる訳がありません。この原因は一口で表現すれば”まちづくり”ができていないからです。国民にその気がないからです。(編者)

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